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近国

きんごく
名詞
1
標準
neighboring country
文例 · 用例
近在や近国の祭礼などに出稼ぎに行ったこともあった。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
円髷もあろうし、島田もあろうし、桃の枝を提げたのも、藤山吹を手折ったのも、また草籠を背負ったのも、茸狩の姉さんかぶりも、それは種々、時々だというけれど、いつも声がして、近づいて姿が見える――とそういうのが、近国にも響いた名所だ。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
……何不足のない身の上とて、諸芸に携わり、風雅を楽む、就中、好んで心学一派のごとき通俗なる仏教を講じて、遍く近国を教導する知識だそうである。
泉鏡花 半島一奇抄 青空文庫
十日、庚戌、将軍家御疱瘡、頗る心神を悩ましめ給ふ、之に依つて近国の御家人等群参す。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
その一人は、近国の門閥家で、地方的に名望権威があって、我が儘の出来る旦那方。
泉鏡花 神鷺之巻 青空文庫
この界隈近国の芸妓などに、ただこの湯女歌ばかりで呼びものになっているのがありますくらい。
泉鏡花 湯女の魂 青空文庫
加賀近国では、よし、それまでになくても、内外能登の浦づたいをしないと、幅が利かなかったらしいのです。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
二 この年は正月から照りつづいて江戸近国は旱魃に苦しんだと伝えられているが、白河から北にはその影響もなくて、五月の末には梅雨らしいしめり勝ちの暗い天気が毎日つづいた。
旅絵師 半七捕物帳 青空文庫
2
標準
provinces close to Kyoto (under ritsuryō system)
ウィキペディア

近国(きんごく)とは、律令国の等級区分の一つである。

出典: 近国 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0