勇婦
ゆうふ
名詞
標準
heroine
文例 · 用例
又、那賀那の某村に「山吹も巴もみえぬ木曾路哉」てふ、山吹にも劣らぬ勇婦が有た。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
ハーは心の眞底から出る感動詞、ヱーは善いの義、あら嬉しや、うましをとこに遇ひぬなど長く言ず、夜の九時に及んだ駒鳥の如く、ただ一聲して輒ち已だは、勇婦の最期ぞ潔よき。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
彼女は若いくせに、感情に激しやすい勇婦ですからね。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
若い妻は、戰野に良人を送り、その良人の戰死を知つても、毎日の新聞は、涙一滴こぼさないこの勇婦たちをたゝへてゐる。
— 林芙美子 『雪の町』 青空文庫
古来勇婦の奇談は特別の事とするも、女中に文壇の秀才多きは我国史の示す所にして、西洋諸国に於ては特に其教育を重んじ、女子にして物理文学経済学等の専門を修めて自から大家の名を成すのみならず、女子の特得は思想の綿密なるに在りとて、官府の会計吏に採用せらるゝ者あり。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
またラケルのベアトリーチェと共に坐すること地、二・一〇一―二に見ゆ一〇―一二〔サラ〕アブラハム(地、四・五八)の妻(創世、一一・二九及び一七・一五等)〔レベッカ〕イサク(地、四・五九)の妻(創世、二四・二以下)〔ユディット〕ヘブライ族の勇婦(淨、一二・五八―六〇註參照)〔歌人〕王ダヴィデ。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
けれどこちらにも鈍二兵衛という立派な軍師が従いておって日頃は愚図愚図のドジではあるが、あれでなかなか智恵者のことゆえその智恵の主に智恵を借りて、復讐しとうございます」 女姿の怪物は、手近かの所に浪人組の恐ろしい勇士と勇婦とが様子を窺っているともしらず、しめやかに話し合っているのであった。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
巴御前や、山吹御前、勇婦を産んだ木曽だけに、いまだにこんな娘がいる。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は村を救った勇婦として、皆から尊敬されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
映画の中の勇婦は、悪と戦いながら人々を導いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女の行動は、まさに現代の勇婦と呼ぶにふさわしい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash