思われる
おもわれる
動詞-一段
標準
to seem
文例 · 用例
そうした八雲の心理は、我が子の魯鈍に幻滅を感じてる親が、他人から、その愛児の悪評を聞いて怒る心理と、よく似たものであったと思われる。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
日本の映画は、そんな敗者の心を目標にして作られているのではないかとさえ思われる。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
そうして、私にとって貘よりもさらにさらに異様に思われるこの佐竹という男の話に、耳傾けよう。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
四月十二日は、信玄が生れた日だとか、死んだ日だとか、家内も妹も仔細らしく説明して呉れるのだが、私には、それが怪しく思われる。
— 太宰治 『春昼』 青空文庫
こうした時代において、著者の如く専門の俳人でもなく、専門の研究家でもない一詩人が、この種の著書をあらわすということは、無用の好事的余技の如く思われるが、決してその然らざる必然の理由があるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
鶯の鳴くやちいさき口開けて 単純な印象を捉えた、純写生的の句のように思われる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
句の修辞から見れば、この解釈の方が穏当であり、無理がないように思われる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それは彼の単なる詩人的エキゾチシズムと見るよりは、彼の生活していた江戸時代の文化情操が、町人的卑俗主義に堕していたことで、蕪村の貴族主義と容れなかった上に、彼自身が京都に住んでいたためと思われる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
例句