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膳司

ぜんし
名詞
1
標準
文例 · 用例
元慶元年四月の地震には、京中を垣墻悉く破壊し、宮中の内膳司屋顛倒して、圧死者を出した。
田中貢太郎 日本天変地異記 青空文庫
『中右記』に、内膳司御竃神、一所は庭火、是れ尋常の御飯に仕奉る神なり。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
我が古代でも内膳司の長官は、安曇・高橋の二氏が任ぜられる例であったが、この二氏ともに手長族に縁がある。
土蜘蛛研究 手長と足長 青空文庫
近侍の公卿はこれを畏みて、御板許に供御を命ずると、その当夜の内膳司は、思いがけなきご用命に接して、何かお肴をも奉らんと厨房を捜したが、何もない。
佐藤垢石 にらみ鯛 青空文庫
そこで内膳司も、いまさらながら禁裡の欠乏を嘆いたが、と言って何ともなる訳には参らず、思案に余った末、まことに恐懼に堪えない次第ではあるけれど、一つ思い当たることがあった。
佐藤垢石 にらみ鯛 青空文庫
けれど、(これは、実は内膳司の晩酌の肴を奉りました) こう、ほんとうのことが申し上げられるものではない。
佐藤垢石 にらみ鯛 青空文庫
『これは、下賎の者の口に仕る鱧の皮にて、今宵俄のご宴に、何の用意もなかりし故、内膳司のしまい置きしを調理して奉りました』 公卿は、恐懼に堪えぬままに、こうお答え申し上げたところ、上皇には、いささかのお咎めもなく、さるにても美饌なる哉。
佐藤垢石 にらみ鯛 青空文庫
そんな時には別に侍従から内膳司へ命じて雑魚と野菜の類を集めて一つ鍋で煮込みとした。
佐藤垢石 にらみ鯛 青空文庫
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膳司(ぜんし/かしわでのつかさ)は日本の律令官制における役所の一つ。後宮十二司の一つであり、女官のみによって構成される。試食、および御膳、酒醴、餅、果蔬などを担当した。

出典: 膳司 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0