視察団
しさつだん
名詞
標準
文例 · 用例
新しい部署が設立された一九七六(昭和五十一)年の五月、マイクロコンピューターにかかわる新しい動きをつかもうと、渡辺和也は日本情報処理開発協会の視察団に加わり、二週間にわたってアメリカに出張してきた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
日本の国民学校六年の卒業生の実力が四年修業程度しかないことが、アメリカの教育視察団によって報告された。
— ――文学にそって―― 『女性の歴史』 青空文庫
工場見学隊を組織し、集団農場視察団を組織して、生産の場所に在る大衆の中へ進出したソヴェト・プロレタリア作家たちは発見した。
— 宮本百合子 『「鎌と鎚」工場の文学研究会』 青空文庫
僕も然うしようかと思っていた矢先に、名古屋の綿業家を中心とし、それへいろいろの職業人の加わった上海視察団が出来、そのリーダーのT氏から「どうです一緒に行きませんか」と進められたので、よかろう、この一団と行を共にし、北支を見る前に南支を見て置こうと同行することにしたのさ。
— 国枝史郎 『赤げっと 支那あちこち』 青空文庫
何しろでけえ土地だもんなあ……」 シベリア黒土地方の春を突っきって走る浦塩モスクワ直通列車の、万国寝台車では、ジェネワの国際連盟へ出かける二人の日本人とカナダのソヴェト農業視察団がめいめいの車室でウイスキーをなめている。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
二十人ばかりの男にたった二人の女がまじっている日本人の視察団一行に応対したのは、六十ばかりの言葉が明晰で快活な尼だった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
彼は今、上海市庁の要職に就いているが、日本視察団の一行に加わりたがって、いろいろ画策しているらしい。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫