鉄網
てつもう
名詞
標準
wire mesh net
文例 · 用例
前に挙げた僧正遍照も天狗の化した鴟を鉄網に籠めて焼いたのである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
サーブからして見送りのストライクばかりで、タマタマ当ったと思うと鉄網越しのホームラン……それでも本人は勝ったのか敗けたのか解らないまま、いつまでもコートの上でキョロキョロしている。
— 夢野久作 『ビール会社征伐』 青空文庫
自分で魚市場から買って来た魚をそのまま鱗も落さずわたも抜かずに鉄網で焼いてがむしゃらに貪り食っていた。
— 寺田寅彦 『海水浴』 青空文庫
山家の茶屋の店さきへ倒れたが、火の赫と起つた、囲炉裡に鉄網をかけて、亭主、女房、小児まじりに、餅を焼いて居る、此の匂をかぐと、何ういふものか桂木は人間界へ蘇生つたやうな心持がしたのである。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
鉄網の大鳥籠はここよりは病室にて見ると反対の側を半ば見るなり。
— 正岡子規 『明治卅三年十月十五日記事』 青空文庫
鉄網を隔てて頭、如何に俗なる事ぞ。
— 正岡子規 『明治卅三年十月十五日記事』 青空文庫
昼は邸の裏の池に鉄網を張って飼ってある家鴨や家鶏を弄ったり、貸し本を読んだりして、ごろごろしていたが、それにも倦んで来ると、お庄をいびったり、揶揄ったりした。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
(三月六日) 自分が病気になつて後ある人が病牀のなぐさめにもと心がけて鉄網の大鳥籠を借りて来てくれたのでそれを窓先に据ゑて小鳥を十羽ばかり入れて置いた。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
作例 · 標準
庭の侵入防止のために、フェンスに鉄網を取り付けた。
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バーベキューでは、食材を焼くのに鉄網を使う。
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古い建物の窓には、防犯のために頑丈な鉄網がはめ込まれていた。
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