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投げ荷

なげに
名詞
1
標準
jetsam
文例 · 用例
彼の過去における一切の思想と感情とに、ある根本的の動搖があり、新しき生活の革命に入らうとする、けなげにも悲壯な心境が感じられた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
背後から靠掛る樣に抱きついて密接顏を押し附けると、切なげに身を悶えて『堪忍してよ、芳ちやん………』『………』男は何か言はうとして、僅に手先を動かしたが『阿※』と一|唸呻、言下に反繰返つて仰樣に僵れた。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
彼は力なげに外をながめた。
太宰治 地図 青空文庫
第二の場合には、教師は、そんなことを知らないのか、それはこうだといった風に事もなげに答えてしまう傾きがまた少なくないように見受ける。
寺田寅彦 研究的態度の養成 青空文庫
投げ出してるわが子の足に自分の手を添えその足をわが顔へひしと押し当てて横顔に伏している妻は、埋葬の話を聞いてるか聞いていないか、ただ悲しげに力なげに、身をわが子の床に横たえている。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
秋かぜ少しそよ/\とすれば、端のかたより果敢なげに破れて、風情次第に淋しくなるほど、雨の夜の音なひこれこそは哀れなれ。
樋口一葉 あきあはせ 青空文庫
虫の声 垣根の朝顔やう/\小さく咲きて、昨日今日|葉がくれに一花みゆるも、そのはじめの事おもはれて哀れなるに、松虫すゞ虫いつしか鳴よわりて、朝日まちとりて竈馬の果敢なげに声する、小溝の端、壁の中など有るか無きかの命のほど、老たる人、病める身などにて聞たらば、さこそ比らべられて物がなしからん。
樋口一葉 あきあはせ 青空文庫
そして我が室生犀星は、けなげにも發奮して立ち、新生活への勇ましき門出をしてゐる。
萩原朔太郎 室生犀星君の飛躍 青空文庫
作例 · 標準
嵐で危険な状態になった船は、積荷の一部を投げ荷として海に投棄した。
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投げ荷された物資は、海流に乗って遠くの海岸に打ち上げられた。
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昔の海難事故では、船の安全のため投げ荷が行われることがあった。
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