持ち来たる
もちきたる
動詞
標準
文例 · 用例
(春彦は細工場に走り入りて、筆と紙などを持ち来たる。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
遣ってみ給え」客「色々ドウも忙がしくって食べ切れない」と頭を挙ぐる暇もなきにお登和嬢が台所へ往きてチョコレートと蜜柑のジャムを持ち来たる「小山さん、これはココアでなくって上等のチョコレートへクリームを加えたのですから召上って下さい。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
かくと知らば旋条銃を持ち来たるべかりしに……」と、われは言いぬ。
— 妖物 『世界怪談名作集』 青空文庫
食物など外より持ち来たるを見れば町へも出ることならん。
— 柳田国男 『遠野物語』 青空文庫
神セト(またはタイフォン)は悪を代表し、疫病を持ち来たる。
— History of Medicine 『医学の歴史』 青空文庫