廃刀令
はいとうれい
名詞
標準
sword abolishment edict (1876)
文例 · 用例
が、この廃藩置県をはじめ、廃刀令、徴兵令その他明治政府の革新政策に対する武士階級の不平不満が、やがて、西南戦争その他の変乱となつて、勃発してゐるわけである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
ちょうど同時に、大阪の鮫皮商が、廃刀令出て鮫皮が塵埃同然の下値となり、やむをえず高価絶佳の鮫皮を酢で煮爛らかして壁を塗る料にして售った事もあり。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
今、封建の制が廃れ、士族の廃刀令も近々御発布になろうという御時世になって、剣術の稽古をして、なんとなされるのじゃ。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
葉茶屋 それも間もなくのことで、御一新になり、天子様が御所から東京の宮城へお移りになられたので、京都は火の消えたようにさびれてしまい、廃刀令も出たりしたので、刀剣商をたたんでしばらくしもたやでくらしていましたが、母の仲子が養子を迎えたので、それを機会に葉茶屋をひらきました。
— ――幼ものがたり―― 『あのころ』 青空文庫
その頃東京では段々と脱刀とか散髪とかいう事が始まって、後には廃刀令というのも出たが、まだ最初は随意にやりたい者がやったので、その事が藩地へも知れたから、私は同僚の二、三と共に直に散髪になった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
廃刀令が出たからと云って、一揆を起すような連中は、自滅する方が当然だと思っている。
— 芥川龍之介 『開化の良人』 青空文庫
しかし、その母の生れた明治六年は、また、廃刀令の出た年である。
— 堀辰雄 『花を持てる女』 青空文庫
廃刀令が出た後ではあったけれど、士族の人はなお脇差をさしていたものがあった。
— 第二部 混混録 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
明治政府が発した廃刀令は、武士の時代を終焉させた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
廃刀令の施行後も、一部の士族は密かに刀を所持していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
歴史の教科書で、廃刀令が近代化の一歩であったと学んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
大礼服並軍人警察官吏等制服着用ノ外帯刀禁止ノ件(たいれいふくならびにぐんじんけいさつかんりとうせいふくちゃくようのほかたいとうきんしのけん、明治9年太政官布告第38号)は、1876年(明治9年)3月28日に発せられた、大礼服着用者・勤務中の軍人や警察官吏以外は刀を身に付ける(=武装する)ことを禁じる内容の太政官布告。
出典: 廃刀令 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0