綿帽子
わたぼうし
名詞
標準
bride's silk floss headdress
文例 · 用例
近頃では展覧会などで見る「高嶺の雪」などいう日本画には、空気を絶したような峻急な高嶺に、綿帽子のように、むやみに雪を盛り上げたのがあるけれども、あれは誤りである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
蝦夷富士の山にはいつも晴れた夕暮れにあるやうに、なだらかな山頂の輪廓そのまゝに一むらの雲が綿帽子を被せてゐる。
— 有島武郎 『秋』 青空文庫
而して瞬く中に、その無縫の綿帽子はほころびて來る。
— 有島武郎 『秋』 青空文庫
雪を払いていた者は雪払を休める、黄色い真綿帽子を冠った旅人の群は立止る、岩村田|通の馬車の馬丁は蓙掛の馬の手綱を引留めて、身を横に後を振返って眺めておりました。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
雪を払いていた者は雪払を休める、黄色い真綿帽子を冠った旅人の群は立止る、岩村田通の馬車の馬丁は蓙掛の馬の手綱を引留めて、身を横に後を振返って眺めておりました。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
「まあ今日のベールだね」などと、青柳が心持わなないているお島の綿帽子を眺めながら気軽そうに言った。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
それまでお島は綿帽子をぬぐことを許されなかった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
21 凱旋道路のところまで駆け足で行ってみると、意外にも一台の黒い自動車が、雪の綿帽子を被ったまま、ジッと停っていた。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
作例 · 標準
神社での結婚式で、花嫁は純白の綿帽子をかぶっていた。
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綿帽子をつけた花嫁の姿は、とても厳かで美しかった。
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友人の結婚式の写真で、初めて綿帽子を見た。
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標準
clumps of snow (on tree branches, stones, etc.)
作例 · 標準
深い雪が降り、木々の枝には綿帽子のような雪が積もっていた。
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朝日を浴びた山の木々は、白い綿帽子をかぶったようだった。
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冬の寒い日、庭の石の上にも小さな綿帽子ができていた。
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ウィキペディア
綿帽子(わたぼうし)は、和式の婚礼の儀において、花嫁が文金高島田(ぶんきんたかしまだ)と呼ばれる、日本的な高い髷(まげ)を結った髪の上に、頭を覆う形で被る、白い袋状の被り物。本来は、真綿を加工して広げて作る防寒具のことであったが、後に婚礼衣装のひとつとなった。異称として、置き綿、被き綿(かずきわた)、額綿(ひたいわた)などがある。
出典: 綿帽子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0