御下問
ごかもん
名詞
標準
a question from the emperor
文例 · 用例
翌る日、御ところへ出仕して、昨夜、僧院へお話相手にお伺ひした事を言上いたしましたところが、将軍家に於いては、ただ軽く首肯かれただけで、別にその時の様子などを御下問なさるやうな事もなく、かへつて私のはうから、「禅師さまには、ふたたび京都へおいでになりたいやうな御様子でございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
されば、明治十二年の夏、アメリカのグラント将軍が来朝するや、明治天皇は、将軍を浜離宮に召されて、政治上の事を、いろ/\御下問になつたが、将軍の、「承るところに依れば、日本にも国会開設の議論がある由、いづれ憲法を御制定になることと存じますが、何事も忌憚なく言上せよとの御沙汰であるから、申上げます。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
聖人の尊敬すべき祈祷力などについての御下問もあったのである。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
そして、陛下には、いろいろこの彫刻の急所々々を御下問になるので、岡倉校長は、一々お答えを申し上げたが、実に御下問の条々が理に叶って尋常のお尋ねではないので、岡倉校長は恐懼致されたと、後に承ったことで御座いました。
— 木彫の楠公を天覧に供えたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
なお、聖上にはこの像は、木の材を纏めて製作したものか、学校の教員たちが力を協せて作ったものか、などいろいろ立ち入って御下問があったとの事で、御答えを申すには、実にゆるがせでなく恐れ入ったということをこれまた校長から後に承りました。
— 木彫の楠公を天覧に供えたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
そこで女帝が老人連にむかつて、セーチではどんな暮しをしてゐるか、どんな風習が行はれてゐるのかと、御下問になりだしたのを機会に、そつと後ろへ下つたワクーラは、衣嚢へ口を寄せて小声で、と言つた、その途端に彼はもう、彼得堡の関門の外へ出てゐた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
それによつて私はホ教授が時々皇帝から謁見を賜はり支那事情を御下問に應じて居る事を知つたが、歸り道で日本の大使館へよつて其事を話したら參事官から大變小言をいたゞいた。
— 狩野直喜 『支那研究に就て』 青空文庫
と申し上げたところ、作行とは……と、重ねて御下問があったので、 ――土の仕事、即ち土によって成り立つ成形上の美醜に係わる点に於て、芸術上から鑑る観点であります。
— 北大路魯山人 『私の陶器製作について』 青空文庫
作例 · 標準
大臣は、「御下問」に対する彼の答えを慎重に検討しました。
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「御下問」を受けることは、まれで重要な出来事でした。
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その学者は、国家の状況について皇帝から直接質問されたことを光栄に思いました。
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