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名詞
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標準
文例 · 用例
そして實に長い間、見るも無な、悲壯な痛ましい戰が續けられた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
〈チエホフ的に〉などと少しでも意識したならば、かならず無に失敗します。
太宰治 芸術ぎらい 青空文庫
運わるく彼の挨拶がむかうの不注意からそのひとに通じなかつたときや、彼が昨晩ほね折つて貼りつけたばかりの電柱のビラが無にも剥ぎとられてゐるのを發見するときには、ことさらに仰山なしかめつらをするのであつた。
太宰治 猿面冠者 青空文庫
運わるく彼の挨拶がむこうの不注意からそのひとに通じなかったときや、彼が昨晩ほね折って貼りつけたばかりの電柱のビラが無にも剥ぎとられているのを発見するときには、ことさらに仰山なしかめつらをするのであった。
太宰治 猿面冠者 青空文庫
これでよし、永くまごついていると、相手を無に傷つける。
太宰治 青空文庫
「チエホフ的に」などと少しでも意識したならば、かならず無に失敗します。
太宰治 風の便り 青空文庫
企図した人は、すべて無に失敗し、少し飛び上りそうになっては墜落し、世人には山師のように言われ、まるでダヴィンチの飛行機の如く嘲笑せられているのです。
太宰治 風の便り 青空文庫
かつて叡智に輝やける眉間には、短剣で切り込まれたような無に深い立皺がきざまれ、細く小さい二つの眼には狐疑の焔が青く燃え、侍女たちのそよ風ほどの失笑にも、将卒たちの高すぎる廊下の足音にも、許すことなく苛酷の刑罰を課した。
太宰治 古典風 青空文庫