響板
きょうばん
名詞
標準
soundboard (of a piano)
文例 · 用例
それは生活の疲れた薄暮に、響板の鈍いうなりをたてる、大きな幅のある靜かな感情。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
堂のこなた一段低きところの左側に、堂守る人の居るところならんと思しき家ありて、檐に響板懸り、それに禅教尼という文字見えたり。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
さすがに打収めたるところありて全くのただ人とも見えぬは、これぞ響板の面に見えたる人なるべし。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
何するぞと見るに、やがて頸長き槌を手にして檐近く進み寄り、とうとうとうと彼の響板を打鳴らす。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
しかもそれがちょうど響板のように、中央に丸孔が空き、その上が長い角柱形の空間になっていた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
もしダンプァーが絃の振動を一瞬間に止めたとしても、ピアノには響板というも一つの振動体がある。
— 兼常清佐 『音楽界の迷信』 青空文庫
この響板はピアノの音には絶対的に必要なものである。
— 兼常清佐 『音楽界の迷信』 青空文庫
どんなパデレウスキーでも一タッチごとにピアノの下にもぐって、その響板の音を止める事は出来ない。
— 兼常清佐 『音楽界の迷信』 青空文庫
作例 · 標準
ピアノの音色を豊かにするのは、この**響板**の素材と構造による。
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古いピアノの**響板**が割れていたため、専門家による修理が必要だった。
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彼の声は、まるで**響板**のように、会場全体に響き渡った。
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ウィキペディア
響板 は、グランドピアノまたはアップライトピアノの共鳴体である。厚さが6から13 mmのトウヒ属(スプルース)材から成り、弦の振動を増幅する。その他の楽器の共鳴体とは対照的に、 空洞も響孔も存在しない。
出典: 響板 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0