品玉
しなだま
名詞
標準
tossing several items into the air and attempting to catch them all (form of street performance)
文例 · 用例
詐欺師や香具師の品玉やテクニックには『永代蔵』に狼の黒焼や閻魔鳥や便覧坊があり、対馬行の煙草の話では不正な輸出商の奸策を喝破しているなど現代と比べてもなかなか面白い。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
『桜陰比事』で偽山伏を暴露し埋仏詐偽の品玉を明かし、『一代男』中の「命捨ての光物」では火の玉の正体を現わし、『武道伝来記』の一と三では鹿嶋の神託の嘘八百を笑っている。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
トーキー製作の監督者は、要するに人間の目と耳とを品玉とする魔術師である。
— 寺田寅彦 『耳と目』 青空文庫
このように、二千年前の骨董の塵の中にも現代最新の発明の種があるとすれば、同じ塵の中には未来の新発明の品玉がまだまだいくらも蔵されているかもしれない。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
この魔術のだいじの品玉は全くあの弓を導く右手の手首にあるらしい。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
(大正十三年七月、渋柿) * 大道で手品をやっているところを、そのうしろの家の二階から見下ろしていると、あんまり品玉がよく見え過ぎて、ばからしくて見ていられないそうである。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
先を話せ」「その三七郎の藝を一度親分に見せ度いな、家の藝は手踊だが、物眞似、小唄、一人芝居から、品玉までやるといふ藝達者で、とりわけ、二つ面を使つての所作は大したものですぜ」「それがどうした」 八五郎の話は長くなりさうです。
— 苫三七の娘 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「何んにもしないことがあるものか、若い娘の癖に、錢箱なんか覗いたりして、この中にはからくりも品玉もありやしないよ、――あ、八五郎親分、丁度宜いところでした。
— お秀の父 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
大道芸人が品玉を披露すると、集まった子供たちから歓声が上がった。
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昔の縁日では、品玉や独楽回しなどの芸がよく見られたものだ。
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品玉をしながら巧みに客を呼ぶ口上が、また面白い。
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標準
sleight of hand
作例 · 標準
彼は手品が得意で、品玉を使ってコインを消してみせた。
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品玉の鮮やかな手つきに、観客は皆騙されてしまった。
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詐欺師は品玉のような手法で、相手の注意を逸らすのがうまい。
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