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回教寺院

かいきょうじいん
名詞
1
標準
mosque
文例 · 用例
砂糖菓子のような回教寺院の屋根も港の檣群も、ゆらゆら雨脚のむこうでいびつな鏡のようにゆれている。
有尾人 人外魔境 青空文庫
私達は帰途に回回教寺院である清真寺を観たいと思つたが、猶鎌田氏の忠告に従つて割愛した。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
衆を集める鐘の音が、回教寺院めいた建物から響くと、耕地からも往来からも家々からも、居酒屋からも、花園からも、大人や子供や男や女が、一度に鬨を上げて集まって来て、四挺の駕籠を取り巻いてしまった。
国枝史郎 生死卍巴 青空文庫
将監においても丁寧になり、恭しく慶正卿に一礼し、それから自身が先頭に立って、回教寺院めいた建物の側の、一宇の屋敷へ案内した。
国枝史郎 生死卍巴 青空文庫
すなわち人家や牧場や、花園や売店や居酒屋などから、老若男女子供までが、得物々々をひっさげて、盆地の中央に聳えている、真鍮の天蓋型の屋根を持った、回教寺院型の伽藍の方向へ向かって、波の蜒るように押し出して行き、その回教寺院を破壊するべく、得物々々を揮っているのであった。
国枝史郎 生死卍巴 青空文庫
コルドバの街は何処を見ても濃緑の樹木に黄金色の果実、灰色の家屋に銀色の回教寺院、是以外の物は無いのであった。
国枝史郎 闘牛 青空文庫
御承知でもありましょうが、この町は、昔サラセンの人達が、世界の大半を領した時の宗教と政治との中心地で、いまだに崇厳の回教寺院が残って居るところでございます。
国枝史郎 西班牙の恋 青空文庫
或日私は其|回教寺院へブラリと参詣に参りました。
国枝史郎 西班牙の恋 青空文庫