竹葉
ちくよう
名詞
標準
文例 · 用例
話にその小使の事も交って、何であろうと三人が風説とりどりの中へ、へい、お待遠様、と来たのが竹葉。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
行くこと未だ幾干ならず、予に先むじて駈込みたる犬は奥深く進みて見えずなりしが、※呀何事の起りしぞ、乳虎一声高く吠えて藪中俄に物騒がし、其響に動揺せる満藪の竹葉相触れてざわ/\/\と音したり。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
そうして十年たった明治二十八年の夏に再び単身で上京して銀座尾張町の竹葉の隣のI家の二階に一月ばかりやっかいになっていた。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
Iの家の二階や階下の便所の窓からは、幅三尺の路地を隔てた竹葉の料理場でうなぎを焼く団扇の羽ばたきが見え、音が聞こえ、においが嗅がれた。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
△清貧清閑、竹葉微風。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
その頃、二人は新富町の竹葉へたびたび鰻を食いに行ったことを覚えている。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
竹葉の蒲焼は普通一皿が十二銭五厘、飯が一人前三銭で、二人ともに鰻が大好きであるから必ず二人前ずつを平げたが、それでも一人の勘定が飯ともに二十八銭、二人分が僅かに五十六銭というのであった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
竹葉でも奢りましょう。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
竹葉 竹葉(ちくよう) 竹の葉。詳しくは竹を参照。 酒の別称。又は酒を入れる竹筒の容器をさす。転じて、弁当の意味をも持つ。 特にヤリイカを材料としたスルメ。 竹葉(たけは,たけば,ちくば) 日本人の姓(竹葉多重子、竹葉リサなど)。
出典: 竹葉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0