土に帰る
つちにかえる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to die
文例 · 用例
そして彼らの二人ともが、土に帰る前の一年間を横たわっていた、白い土の石膏の床からおろされたのである。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
白い土の石膏の床は彼が黒い土に帰るまでの何年かのために用意されている。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
それからたとえば踊りつつ月の坂道ややふけて はたと断えたる露の玉の緒とでもいったような場面などがいろいろあって、そうして終わりには葬礼のほこりにむせて萩尾花 母なる土に帰る秋雨 これらの映画を見たあとで国産の「マダムと女房」を見た。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
――併し彼には、土を見限って光の中に出て行くもぐらもち、再び土に帰ることを許されないもぐらもちの悲哀があった。
— 佐左木俊郎 『土竜』 青空文庫
唄※しづ心なく散りそめて、土に帰るか花の行末。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
苦しみも、憂いも、恨みも、憤りも――世に忌わしきものの痕なければ土に帰る人とは見えず。
— 夏目漱石 『薤露行』 青空文庫
衆生必ず死す、死すれば必ず土に帰る、これを鬼という。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
死すれば必ず土に帰る、これをこれ鬼という。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
作例 · 標準
大往生を遂げた祖父は、静かに土に帰った。
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人間はいずれ、大地の一部となって土に帰る。
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故郷の土に帰りたいという彼の最後の願いを叶えた。
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