武弁
ぶべん
名詞
標準
soldier
文例 · 用例
あはれ、此舞臺にいくばくの人か登り得べきとおもふに、例の小芝居の習とて、中むかしの武弁の上をしくめる大樂劇の、行列の幕あり戰鬪の幕あるものをさへ興行するなるべし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
文学者型の戦争評論家とはどういう心算かと云えば、軍事又は軍政専門の学究型の評論家や、軍政策論者としての武弁型評論家や、或いはプロパガンディストやデマゴーグやセンセーショナリストとしての戦争ジャーナリストから、之を区別したいからである。
— 戸坂潤 『戦争ジャーナリスト論』 青空文庫
閣下はお前がたの思うように、決して一介の武弁じゃない。
— 芥川龍之介 『将軍』 青空文庫
一介の武弁、あれでも三十にして多感の詩人であつたかと思ふと、僕の幼時は、案外文学的に恵まれてゐたかもしれぬ。
— 岸田國士 『「追憶」による追憶』 青空文庫
昔と今とは幾分違ふであらうとは思ふけれど、早く云へば「近代文学」の一面が日本軍人の気質と相容れないものであると同時に、「文化」なるものゝ如何なる意味に於けるデカダンスも、真の武弁には鼻もちのならぬ現象なのだ。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
しかし武弁の家から読書人を出したのは幽林応に始ったことは三者の言うところ皆同じである。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
山県公爵が常に一介の武弁と称し曾て政治家を以て自ら任ぜむとするの口吻を漏らしたることなきは、則ち彼れに自知の明あるが為に非るなきか。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
柳生はああいう武弁一方の貧乏藩じゃが、先祖の隠した大金がある。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
戦場では、一人の武弁が数人の敵を討ち取ったという。
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彼は優れた武弁として、多くの戦で活躍した。
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かつては、武弁の血筋であることが誇りであった。
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