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帰県

帰県
名詞
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標準
文例 · 用例
かくて無上の面目を施した翁は四月六日東京出立、同二十七日無事帰県したが、この時の上京を前後として翁の芸風が漸く円熟期に入ったものではないかと思われる理由がある。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
その後、毎日もしくは隔日に翁は飯田町家元稽古場に出て千代造氏に師伝を伝え、又所々の能、囃子に出席する事一年余、明治二十六年十一月に帰県したが、何をいうにも、流儀の一大事、翁の一生の名誉あるお稽古とてこの間の丹精は非常なものがあったらしい。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
そんな事で平気で滞京しているうちに、今一人の弟の薬丸兼三が九州辺に居て或る悪竦な会社の手先に使われて監獄に入ったという事を聞いたので、まず克家を帰県させ、それから私も校長の雇入れが極ったので、実は公務もそこそこに心配して帰県した。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
それから帰県して見るともっぱらこの西南騒動の噂ばかりで、人心が恟々としていた。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
そこで県令に願って俄に帰県する事にして、この時前にもいった弟の兼三が在京していたから同行せしめたのである。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
しかるに私が帰県する際ちょうど三菱船がなかったので、やむなく手数をして英国船の方へ乗った。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
その後の航海はまず平穏で、いよいよ松山へ達して帰宅して見ると、継母は既に人事不省に陥っていて、帰県した事を告げたが殆ど知れなかった。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
そこで前に立戻って、岩村県令は一度地方官会議からは帰県されたが、在京中にモウ内々の話しも済んでいたのであったろう、政府から、内務省の戸籍局長に転任を命ぜられた。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫