火の海
ひのうみ
表現名詞
標準
sea of fire
文例 · 用例
この火事を呆然として見ていれば全市は数時間で火の海になる事は請合いである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
「泥濘を捏返したのが、其のまゝ乾び着いて、火の海の荒磯と云つた處に、硫黄に腰を掛けて、暑苦しい黒い形で踞んで居るんですが。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
そして、これが最後の山の手の区域と訣れる一番高い坂へ来て、がくりと車体が前屈みになると、東京の中央部から下町へかけての一面の灯火の海が窓から見下ろせる。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
必ずとおらなければならぬ火の海です。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
己達は命の松明に火を点そうと思ったのだが、身は火の海に呑まれた。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
蒲団をはねのけて上半身を起してみると、自分の身のまわりは火の海である。
— 太宰治 『薄明』 青空文庫
避難した直後にはもう、神社の境内は火の海になっていました。
— 太宰治 『貨幣』 青空文庫
九段から神田方面にかけて一面の火の海で、中でも偕行社らしい大きな建物に火のかかっている容は悲壮の極であった。
— 田中貢太郎 『変災序記』 青空文庫
作例 · 標準
大空襲に見舞われた街は一晩中燃え盛り、文字通り火の海と化した。
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火山の噴火によって流れ出した溶岩が麓の村を飲み込み、一面が火の海に飲み込まれた。
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「戦場は火の海だ、決して一人で先行するな!」と隊長が無線で叫んだ。
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ウィキペディア
『火の海』 は、1914年に公開されたアメリカ合衆国のサイレントのドラマ映画である。『神々の怒り』(かみがみのいかり)または『神の怒り』(かみのいかり)という邦題でも知られる。レジナルド・バーカーが監督し、トーマス・H・インスが製作総指揮を務めた。1910年代にハリウッドで活動した日本人俳優の早川雪洲、青木鶴子、トーマス・栗原や、フランク・ボーゼイギが出演した。
出典: 火の海 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0