招魂社
しょうこんしゃ
名詞
標準
shrine dedicated to the spirits of the war dead
文例 · 用例
それは美しい秋晴の日であったが、ちょうど招魂社の祭礼か何かの当日で、牛込見附のあたりも人出が多く、何となしにうららかに賑わっていた。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
さて、招魂社の観世物で、墨のなすりくらをするのではないから、盲人と相撲もいかゞなもの。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
○十月、仏人スリエ、九段招魂社にて曲馬を興行す。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
それにも飽き足らず、この上|相撲へ連れて行って、それから招魂社の能へ誘うと云うんだから、あなたは偉い。
— 夏目漱石 『虚子君へ』 青空文庫
そのお友達と一所に来ると、新富座の処まで教えて上げましょうッて云うんだけれど、学校でまた何か言われると悪いから、今日も同一電車に乗らないように、招魂社の中にしばらく居たら、男の書生さんが傍へ来て附着いて歩行くんですもの。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
扇を腰に、がたがたと格子を開けると、汚い二階家の、上も下も、がらんとして、ジイと、ただ、招魂社辺の蝉の声が遠く沁込む、明放しの三間ばかり。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
それから二日目の夕方にお筆さんがそっと来て、今晩お蝶さんと二人で招魂社の馬場へ涼みに行くから、あなたもあとから来てくれというので、私もついふらふらとその気になって招魂社まで出かけて行きました。
— 岡本綺堂 『有喜世新聞の話』 青空文庫
お蝶は処女の好奇心から、うかうかとお筆に釣り出されて、自分に恋しているという友之助に招魂社で逢った。
— 岡本綺堂 『有喜世新聞の話』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代に建立されたこの招魂社は、後に靖国神社と改称された。
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彼は旅先で見つけた古い招魂社に立ち寄り、名もなき兵士たちの冥福を祈った。
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招魂社の境内は、街の喧騒から切り離されたかのように静まり返っている。
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ウィキペディア
招魂社 は、明治維新のために殉難した死者を慰霊する目的で諸藩に設けられた招魂場に由来し、明治維新前後から、また以降に国家のために殉難した人の霊を祭る各地の神社。
出典: 招魂社 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0