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暗屋

くらや
名詞
1
標準
(clandestine) brothel (Edo period)
文例 · 用例
もし私が何かまちがったことを云ったらそのむすこらの一人でもすぐに私を外のくらやみに連れ出すだらう。
宮沢賢治 丹藤川〔「家長制度」先駆形〕 青空文庫
地面の底のくらやみに、うらうら草の茎が萌えそめ、鼠の巣が萌えそめ、巣にこんがらかつてゐる、かずしれぬ髪の毛がふるえ出し、冬至のころの、さびしい病気の地面から、ほそい青竹の根が生えそめ、生えそめ、それがじつにあはれふかくみえ、けぶれるごとくに視え、じつに、じつに、あはれふかげに視え。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
地面の底のくらやみに、さみしい病人の顔があらはれ。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
くらやみの中で自分の功利心がぴっかり眼を見開いているのに小初の一方の心では昼間水中で味った薫の若い肉体との感触を憶い出している……。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
しかし、いくらやかましく云っても、鉱山だけの生活に満足出来ない者が当然出て来る。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
眼をつぶったくらやみの中ではそこら中ぼうっと燐の火のように青く見え、ずうっと遠くが大へん青くて明るくてそこに黄金の葉をもった立派な樹がぞろっとならんでさんさんさんと梢を鳴らしているように思ったのです。
宮沢賢治 学者アラムハラドの見た着物 青空文庫
ガドルフはしゃがんでくらやみの背嚢をつかみ、手探りで開いて、小さな器械の類にさわってみました。
宮沢賢治 ガドルフの百合 青空文庫
くらやみを背負って母親が出て来た。
梶井基次郎 過古 青空文庫
作例 · 標準
役人の目を盗んで深夜まで営業を続ける暗屋は、訳ありの客たちの溜まり場になっていた。
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暗屋の狭い部屋で交わされるひそひそ話の中に、事件を解く重大なヒントが隠されていた。
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かつてこの辺りには暗屋が立ち並び、夜な夜な怪しい賑わいを見せていたという。
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