不即不離
ふそくふり
名詞
標準
neutral
文例 · 用例
次から次と不即不離な関係で無理なく自由に流動進行することによってそこにベートーヴェンやブラームスが現われて活躍するのである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
連歌に始まり俳諧に定まった式目のいろいろの規則は和声学上の規則と類似したもので、陪音の調和問題から付け心の不即不離の要求が生じ、楽章としての運動の変化を求めるために打ち越しが顧慮され去り嫌い差合の法式が定められ、人情の句の継続が戒められる。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
とにかくこの附録は、本文の詩とは無關係に、また全然無關係でもなく、不即不離の地位にある文章として、讀者の一讀を乞ひたいのである。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
ところが彼は巧みに両氏の間を泳いで不即不離の態度をとって居る。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
だって、お姉さまは、美沢さんに不即不離だったんだもの、私の方がハッキリ愛しているんだものと、思っていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
つづめて言えば、不即不離というような甚だあいまいな態度で、二人の関係を相変らず繋ぎ合わせて行こうと考えているのであった。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
衆人の前では岡は遠慮するようにあまり葉子に親しむ様子は見せずに不即不離の態度を保っていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
不即不離の関係を破らずに別れた自分のやりかたはやはり図にあたっていたと思った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
外交において、彼は特定の国と不即不離の立場をとった。
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夫婦関係も、お互いを尊重し、不即不離の関係であることが大切だ。
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彼は権力に対して、常に不即不離の態度を貫いた。
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