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東下り

あずまくだり
名詞
1
標準
travelling east (esp. to Edo) from Kyoto
文例 · 用例
日本の歴史の恐怖時代といふべき、平家の末路から、鎌倉の執権政治にかけて、悲壮なる運命劇は、何故か東海道の河畔で演ぜられたのが多い、承久の乱に鎌倉に囚はれて、東下りの路すがら、菊川の西岸に宿つて、末路の哀歌を障子に書きつけた中御門中納言宗行卿もさうである。
小島烏水 天竜川 青空文庫
ここは重衡の東下りのとき、鎌倉で重衡に愛された遊女|千手の前の生れた手越の里だという。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
草紙洗小町、雨乞小町などといふいはゆる七小町の類から六歌仙の一人としての歌仙小町、それから人生の栄枯盛衰にかけてあはれ深く説きなした玉造小町、業平東下りの条の髑髏の小町などまで、およそ絶世の美女の上に空想される詩的構想を、あらゆる角度から伝説は充たしてゐる。
岡本かの子 小町の芍薬 青空文庫
その方共は島津の太守の名を騙る東下りの河原者かッ」「なにッ、名を騙るとは何事じゃッ、何事じゃッ。
三河に現れた退屈男 旗本退屈男 第五話 青空文庫
お前がゐなくなつては、この都も何もあつたものではない、それこそ業平の朝臣のやうに、お前を追うて東下りをせねばならぬほどに、な、これ、さう泣かずに、父君を快よう立たせて呉れ!
田山花袋 道綱の母 青空文庫
昨年の夏、一月許り病氣をして、ために東京では飯喰ふ道を失ひ、止むなく九月の初めに、友を便つて乞食をしながら八戸迄東下りをした。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
昨年の夏、一月許り病気をして、ために東京では飯喰ふ道を失ひ、止むなく九月の初めに、友を便つて乞食をしながら八戸迄東下りをした。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
皆さんは、『太平記』の中の俊基朝臣の「東下り」の条をお読みになったことがありましょう。
小酒井不木 深夜の電話 青空文庫
作例 · 標準
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