木寄せ
きよせ
名詞
標準
文例 · 用例
正式の寸法の割合として、たとえば坐像二尺の日蓮上人、一丈の仁王と木寄せをして仏師へ渡します。
— 「木寄せ」その他のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
東の空が白む頃関係者は学校へ出揃い、木型を車に積んで運び出しましたが、上野から宮城までにかれこれ二時間位掛かり、御門を這入って、それから三本の足場を立て、滑車で木寄せの各部分を引き揚げては組み合わせるのに、熟練はしていても一時間半位を費やし、都合四時間ほどの時間が掛かりました。
— 木彫の楠公を天覧に供えたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
仏師に附属した種々の職業が分業的になってある中に、木寄師もその一つであります。
— 「木寄せ」その他のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
建築でいえば立前だから立前が狂っていては家は建たぬわけ、木寄師がまずかった日には仏師は手が附かぬというのです。
— 「木寄せ」その他のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
木寄師の仕事はこのほかに天蓋の鉢、椅子、曲※、須弥壇、台坐等をやる。
— 「木寄せ」その他のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫