新華族
しんかぞく
名詞
標準
文例 · 用例
」「根岸の新華族だ、入れ。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
今のやうに腐敗して來て革命的なことが出て來ると云ふことを防ぐには、新しい貴族を作れば好い、新華族を作るやうにして、ぽつ/\腐らないやうにして行けば宜しいかと思ふ。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
丁度華族のお仲間に新華族が出來て來るやうな譯であります。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
余はむしろ新華族新博士の益ふえん事を望むなり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
しかし新博士には博士号を余り有難がらぬ人もたまにあるべけれど新華族になるほどの人華族を有難がらぬはなかるべし。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
そらア川島だッて新華族にしちゃよっぽど財産もあるし、武男さんも万更ばかでもないから、おれもよほどお豊を入れ込もうと骨折って見たじゃないか。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
それも川島家が新華族中にての財産家なるがゆえなりという者あれど、そはあまりに酷なる評なるべし。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
新華族のなかにはまず屈指といわるるだけ、武男の父が久しく県令知事務めたる間に積みし財は鉅万に上りぬ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
ウィキペディア
新華族(しんかぞく)は、明治期に制定された華族制度により華族に列せられた者のうち、勲功によって華族となった者をさす。公家華族や大名華族に対する表現である。勲功華族とも呼ばれる。
出典: 新華族 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0