色物
いろもの
名詞
標準
colored thing (clothing, fabric, paper, etc.) (coloured)
文例 · 用例
好色物における当時の性的生活の記録については云うも管であろう。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
彼の好色物に現われた性生活の諸相の精細な描写記録は、この人間界の最も深刻な事実を事実として客観的に集輯したものであるには相違ないが、彼がそういうものを著述する際における彼の態度が、果して動物の観察者が動物の生活を記載する場合と同じものであったかどうかは疑問である。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
有色物質を粉末にすると次第に褪色するという事実が引用されているのもおもしろい。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
所謂、好色物は、好きでない。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
中背の男で、連行されたときのままのひどい服装で、色物の肌着がぼろぼろの外套の裂け目からはみ出ている。
— THE MAN WITH THE TWISTED LIP 『唇のねじれた男』 青空文庫
三 西鶴物と言へば、人はすぐ好色物を聯想する。
— 田山録弥 『西鶴小論』 青空文庫
好色物即ちかれの芸術のすべてだとさへ思はれてゐる。
— 田山録弥 『西鶴小論』 青空文庫
私は好色物以外に、かれの真面目な、本当な、人に知れない理解を発見して、いつも驚愕の目を※つた。
— 田山録弥 『西鶴小論』 青空文庫
作例 · 標準
洗濯するときは、色物と白物を分けて洗うべきだ。
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百貨店では、季節の変わり目に色物の洋服がよく売れる。
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彼女は、いつもカラフルな色物を好んで身につける。
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標準
variety shows
作例 · 標準
年末年始のテレビ番組は、色物の演芸で盛り上がる。
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この寄席は、漫才やマジックなどの色物芸人が多数出演する。
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彼の芸は、古典落語というよりも色物に近い。
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ウィキペディア曖昧さ回避
色物(いろもの)
演芸
- 寄席において、番組(出演プログラム)の主流を占めていない少数派の演芸および、それらを演じる芸人を指す呼び名。寄席の看板、ビラ、高座のめくりなどでは、色物に属する芸人の名を黒(墨)でなく主に朱色などの別の色で書く習慣がある。
- 由来ははっきりしないが、文化年間頃より、講談を主に見せる寄席(講釈場)に落語家が出演する際、色物と呼んでいたとされる。落語を主に見せる寄席が増えるに従って、落語が色物と扱われることはなくなった。
- 現代の寄席においては、次のような演芸が色物として扱われる。主に東京では落語と講談以外の諸芸を指すが、上方では漫才が寄席芸の主流であるため、その限りでない。
- 音曲
- 奇術
- 曲芸
- 太神楽
- 曲独楽
- ものまね(声色)
- 紙切り
- 腹話術
- 漫才
- 漫談
- ボーイズ
- コント
- なお東京では、落語を主に見せる寄席に講談師が出演する場合は、色物とは扱われない。一方、講釈場に落語家が出演する場合は色物扱いとなる。
その他
関連項目
- いろもん — かつて日本テレビ系列で放送されていたトークバラエティ番組
出典: 色物 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0