朝報
ちょうほう
名詞
標準
文例 · 用例
この不都合をなくするには陸上の天文台で定めた正確な時刻を無線電信で海上の船に毎朝報じ時計の誤りを正すようにすればよいというので、今度カナダ政府ではこれを実行する事になったそうな。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
戦争開始前、「万朝報」によった幸徳秋水、堺利彦、黒岩涙香等は「非戦論」を戦わした。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
幸徳、堺は「万朝報」を退社し、「平民社」を創立した。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
萬朝報の記者が唯一人来て居た。
— 木下杢太郎 『パンの会の回想』 青空文庫
耳のことも、それで却つてあの強情な男が人並みにおとなしくなれるだらうと、いつかの萬朝報に冷かしてありました。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
須藤南翠が『大阪朝日新聞』に移ってから、関根黙庵がこれに代り、森田思軒が『萬朝報』に移ってから、杉贋阿弥がこれに代った。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
小林君はわたしと入れ代りに萬朝報社へ転じて、後には劇評家などはすっかり廃業してしまって、同社の政治部記者として有力の地位を占めるようになったが、中央新聞社にあるころは蜃気楼主人の名を以て盛んに劇評をかいていた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
ところが、ある日のこと、平尾氏とOさんとの関係が続き物になつて万朝報に掲載されました。
— 薄田泣菫 『恋妻であり敵であつた』 青空文庫