三助
さんすけ
名詞
標準
male bathhouse attendant
文例 · 用例
風呂の流し 風呂の流しいわゆる三助というものはいつの世に始まったものか知らないが考えてみると妙な職業である。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
大きな宿屋などの三助ででもあれば、あたりまえなら接近する事も困難なような貴顕のかたがたを丸裸にしてその肢体を大根かすりこぎででもあるように自由に取り扱って、そうしておしまいには肩や背中をなぐりつけ、ひねくり回すのである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
また一人は旅行中宿屋の風呂の流しで三助からその土地の一般的知識を聞き出すのが最も有効でまた最も興味があるというのである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
ついでながら精神的の方面でこの風呂の三助に相当する職業もあるようである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
この心の三助に対しても私は取捨の自由を与えらるる事を希望するものである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
前刻から、通口へ顏を出して、髯旦のうめ方が、まツ其の通り、小兒の一寸に水一升の割を覗いて、一驚を吃した三助、「然も然うず、然もござりませうぞや。
— 泉鏡太郎 『錢湯』 青空文庫
」 と突然どんつくの諸膚を脱いだ勢で、引込んだと思ふと、髯がうめ方の面當なり、腕の扱きに機關を掛けて、爰を先途と熱湯を注ぎ込む、揉込む、三助が意氣湯煙を立てて、殺氣朦々として天を蔽へば、湯船は瞬く間に、湯玉を飛ばして、揚場まで響渡る。
— 泉鏡太郎 『錢湯』 青空文庫
」と三助が、飛んで出て、「それ、熊だ、鹿だ、乘んなせえ。
— 泉鏡太郎 『錢湯』 青空文庫
作例 · 標準
昔の銭湯では、三助が客の背中を流したり垢を擦ったりしていた。
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三助の仕事は力仕事が多く、体力が必要だったと聞く。
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今ではほとんど見かけなくなったが、三助は日本の入浴文化の一部だった。
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ウィキペディア
三助(さんすけ)とは、江戸時代中頃から現代における日本の銭湯で働いていた、男性労働者。釜焚きや下足番、また男湯・女湯で入浴客の背中を流すなど、銭湯における直接間接のサービスに従事した。
出典: 三助 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0