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唐の芋

とうのいも
名詞
1
標準
var. of taro with long purple stalks
文例 · 用例
老人は、燠の火の中から黒い塊を火串で拾い刺して、「唐の芋、そら、お酉さまで、笹に通して売ってるでしょう、あれ」 黒い塊を冷めるように暫らく空気中を振り廻してからわたくしに串の根元を渡しました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
わたくしは、きれいな新藁に腰を下して唐の芋を食べ進んでいますと、それは却々おいしくって、大概のことを忘れさせます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
」 その人は笑いながら、手に持っている小さい熊手と、笹の枝に通した唐の芋とを見せました。
岡本綺堂 白髪鬼 青空文庫
熊手と唐の芋と、うなぎの蒲焼と、重ね重ねのおみやげを貰って、なんにも知らない伊佐子さんはどんなに喜ぶことかと思うと、わたしはいよいよ寂しいような心持になりました。
岡本綺堂 白髪鬼 青空文庫
熊手も毀して、唐の芋も捨ててしまいました。
岡本綺堂 白髪鬼 青空文庫
木犀、萩、水引、鶏頭が、次々に屋敷の庭に咲き、八百屋の店頭には八ツ頭、唐の芋の新鮮なのが現われたり、魚屋の盤台には落ち鮎、かますなどが、膏ののった体を横たえたりした。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
八ツ頭でも唐の芋でも長く蒸してザット煮るのです。
春の巻 食道楽 青空文庫
その前日あたりから、この辺の大きな店で、道端に大釜を据えて、握り拳くらいある唐の芋ですが、それを丸茹にするのです。
小金井喜美子 鴎外の思い出 青空文庫
作例 · 標準
唐の芋は、日本の里芋とは少し異なり、独特の風味がある。
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この地域の伝統料理には、唐の芋を使った煮物がよく登場する。
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祖母は庭で唐の芋を育てていて、毎年たくさん収穫している。
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