河竹
かわたけ
名詞
標準
文例 · 用例
それが大当りに当ったので、それを種にして芝居の方でも河竹が仕組んだのですが、それが又大当りで、今日までたびたび舞台に乗っているわけですが、やっぱり書きおろしが一番よかったようですな。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
けれども、それが微塵も偽りのない実相なので、事実河竹に杏丸という二人の助手以外には、この私でさえも入ることを許されていなかったのだ。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
」「助手の河竹医学士だ。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
そして、その間私と河竹は、高給を餌にされて、失楽園内部の出来事について、一切口外を禁ぜられておりました。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
院長と河竹医学士とどちらが先でしたか」「院長の方です」 といって、杏丸は、見取図を認めた紙片を取り出し、法水に与えてから、「院長は相当時期の進んだ結核患者なので、無風の夜には、窓を開放して眠る習慣になって居るのです。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
所が、その旨を河竹へ報せに行くと、室の扉が、押せど叩けど開かないのです。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
すると、河竹は背後から、心臓に短剣を刺し通されて、俯向け様に斃されているのです。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫
ところが、河竹の方はどうでしょう、全然密閉された室だったのですよ。
— 小栗虫太郎 『失楽園殺人事件』 青空文庫