有り明け
ありあけ
名詞
標準
文例 · 用例
有り明けの月が派手に光を放って、宇治川の水の鮮明に澄んで見えるころ、そちらに向いて揚げ戸を上げさせて、二人は外の景色にながめ入っていると、鐘の声がかすかに響いてきた。
— 椎が本 『源氏物語』 青空文庫
有り明けの燈に、刀の鞘を照らしながら、頼母は部屋を出、廊下を右の方へ歩き、それが、さらに右の方へ曲がっている角の雨戸を、そっと開けて見た。
— 国枝史郎 『血曼陀羅紙帳武士』 青空文庫
○暗中在明、明中在暗、明暗雙々底。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
難波宮のあったところは現在明かでない。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫