陣法
じんぽう
名詞
標準
disposition of troops
文例 · 用例
氏郷の相伴つかまつって苦しい者ではござらぬ、蒲生源左衛門|罷り通る、蒲生忠右衛門罷り通る、町野左近将監罷り通る、罷り通る、罷り通る、と陣鐘のような声もあれば陣太鼓のような声も有る、陣法螺吹立てるような声も有って、間隔たったる味方の軍勢の耳にも響けかしに勢い猛く挨拶して押通った。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
何はあれ関勝蔵の一隊を境にして、前の諸隊は一揆勢に向い、後の三与は政宗に備えながら、そして全軍が木村父子救援の為に佐沼の城を志して、差当りは高清水の敵城を屠らんと進行したのは稀有な陣法で、氏郷|雄毅深沈とは云え、十死一生、危きこと一髪を以て千鈞を繋ぐものである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
明けて十五年の正月四日、有馬表に着陣したのであるが、直ちに軍令を発し陣法を厳重にした。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
わしの兵学は、子に伝えるため積んで来たのではない」「いつも、お父上の仰っしゃっておらるることです」「甲州流とはいうが、勘兵衛|景憲の兵学は、ただ甲州武士の方程式陣法を弘めてきたのではない。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
――従ってまだ軍律や、秩序ある陣法もなく、ただ極めて幼稚な作戦知識と、大ざっぱな階級別とがあるだけだった。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
また……」 と、軍扇の要をもって、民部は掌を指すように、ここは何山、ここは何の陣法と、こまかに、噛みくだいて説明した。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
富士はすべて見おろしている――水火陣法くらべ一 胡蝶の陣!
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
ところが形勢はガラリとかわって、なにごとぞ、四|天王以下の面々は名もなき野武士の切ッ先にかけまわされ、胡蝶の陣の変化自在の陣法にげんわくされて、浮き足みだしてくずれ立ってきた。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代の武将は、高度な陣法を駆使して戦いました。
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この書物には、古来より伝わる様々な陣法が記されています。
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「敵の陣法を見破らなければ、勝利は難しいぞ。」と、将軍は兵に指示した。
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ウィキペディア
陣法(じんぽう)とは、近代以前の東アジアの戦場において、軍における陣の構え方(備)をいう。陣備(じんぞなえ)・陣立(じんだて)・備立(そなえだて)とも称した。
出典: 陣法 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0