芋畑
いもばたけ
名詞
標準
文例 · 用例
天地の間にあるものは唯向ふの森と家と芋畑とそして一枚のスケッチ板ばかりであつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
天地の間にあるものはただ向こうの森と家と芋畑とそして一枚のスケッチ板ばかりであった。
— 寺田寅彦 『写生紀行』 青空文庫
稲田桑畑芋畑の連なる景色を見て日本国じゅう鋤鍬の入らない所はないかと思っていると、そこからいくらも離れない所には下草の茂る雑木林があり河畔の荒蕪地がある。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
風にそよぐ稲田、露に浴した芋畑を自然観賞の対象物の中に数えるのが日本人なのである。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
住持といっても木綿の法衣に襷を掛けて芋畑麦畑で肥柄杓を振廻すような気の置けない奴、それとその弟子の二歳坊主がおるきりだから、日に二十銭か三十銭も出したら寺へ泊めてもくれるだろう。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
一方は牛蒡、人参、里芋畑、爽かな野菜がぷんぷん、地から畝から真つ青だ。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
隣づかりの桑畑は葉が大凡落ちて兼次の芋畑へも散らばつて居る。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
隣づかりの桑畑は葉が大凡落ちて其芋畑へも散らばつてをる。
— 長塚節 『寫生斷片』 青空文庫