太白星
たいはくせい
名詞
標準
Venus (planet)
文例 · 用例
媛神 (梢を仰ぐ)ああ、空にきれいな太白星。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
明星と、太白星と、すなはち其の意氣を照らす時、何事ぞ、徒に銃聲あり。
— 泉鏡花 『月令十二態』 青空文庫
恰も行雲々裡に輝く、太白星の如し。
— 石井研堂 『釣好隠居の懺悔』 青空文庫
小船や動物の骸骨の如く椰子の枝葉が散らばつてゐる水際を歩いて行くと、弓手の方に眼に入るものは、薄暮の天を斜に匍匐する大蜘蛛のやうに、薄暗い空の下、葉の無い森の上を動いて、いかにも清い光に濕つて、水の上に長く影を曳いてゐる太白星である。
— ポオル・クロオデル Paul Claudel 『椰子の樹』 青空文庫
「このほど、侍中太史令の王立という者が、天文を観るに、昨年から太白星が天の河をつらぬき、※星の運行もそれへ向って、両星が出合おうとしている。
— 草莽の巻 『三国志』 青空文庫
「こよいは星の光いとほがらかなのに、いま天文を仰ぎ見るに、太白星をつらぬいて、一道の妖霧がかかっている。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
夕方、西の空にひときわ明るく輝く太白星が見えた。
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古代の人々も、太白星の動きを観測して暦を作っていたそうだ。
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金星、またの名を太白星とも呼ばれるこの星は、明け方や夕方に最もよく見える。
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