螺子回し
ねじまわし
名詞
標準
文例 · 用例
イワノフ博士は、そのとき妙な眼鏡をかけると、ペンチとネジまわしをもって、人造人間の腹の中をしきりにいじりはじめた。
— 海野十三 『人造人間エフ氏』 青空文庫
私のあわてるさまをひとしきり見ていたが、私の手からネジまわしを取ると、配電盤のケースをあけて、中の配線をじいっとしらべ、ややあって、私の手のひらにネジまわしをパシリと置き、そして一言も言わず、どたりどたりと隣の治療室へ行った。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
ヤスリ、小さい釘抜き、ネジまわしなど、三ツ道具入りのサックも置き忘れてあり、それから洋服類は、全部風呂敷包みとなし、ただ一点、春海さん所有のもっともヤツれたるズボン一着だけは、値が踏めないためか、泥棒も敬遠して、雪隠口へ捨てて行った。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫