強請る
ねだる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to beg
文例 · 用例
それも欲い時は火のつくばかり小児になって強請るのに、買って帰ればもう忘れて、袋を見ようともしないとか。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
年紀は孫ほどの照子、強請るがごとき口吻にて、「御前、どうか遊ばして下さいよ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
腕に綯りをかけるといっても、銀子は倉持を搾る気はなく、お神が決めたもの以上に強請るのでもなく、未婚の男でこれと思うようなものも、めったにないので、千葉で挫折った結婚生活への憧憬が、倉持の純情を対象として、一本気な彼女の心に現実化されようとしているのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
あの、仔雀が、チイチイと、ありッたけ嘴を赤く開けて、クリスマスに貰ったマントのように小羽を動かし、胸毛をふよふよと揺がせて、こう仰向いて強請ると、あいよ、と言った顔色で、チチッ、チチッと幾度もお飯粒を嘴から含めて遣る。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
……食べても強請る。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
一番私がね、嚊々左衛門に酒を強請る呼吸というのをお目にかけまさ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
……うふッ、)と腮の震えたように、せせら笑ったようだっけ、――ははあ……」 十五「今の腕車に、私が乗っていたのを知って、車夫が空で駆下りた時、足の爪を轢かれたとか何とか、因縁を着けて、端銭を強請るんであろうと思った。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
大塚の場末の――俥がその辻まで来ると、もう郡部だといって必ず賃銀の増加を強請る――馬方の通る町筋を、奥へ引込んだ格子戸わきの、三畳の小部屋で。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
作例 · 標準
「お母さん、あれ買ってよ!」と、娘は目を輝かせながらお菓子をねだる。
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ボーナスが出たばかりの夫に、妻は新しいバッグをねだった。
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幼い弟は兄に、遊び仲間に入れてくれるようにと何度もねだっていた。
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