拝伏
はいふく
名詞
標準
文例 · 用例
若崎は拝伏して泣いた。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
新聞記者また唯々としてその前に拝伏す。
— 正岡子規 『従軍紀事』 青空文庫
アブナアは三度バルキスの足下に拝伏して、それから女王を迎へる為に用意した輿を持つて来させた。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
年番は恐れ入って、「はい、どなた様も……まだ、一向」「そうか、今日で三日になる、もう取片づけてよろしい」「はい、畏まりました」「このお方が、土方先生だ」と言って、隊長を指して役々に永倉新八が紹介すると、「ウヘヘヘヘ」と言って、一同が拝伏してしまいました。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
その当座は、大先生のおっしゃることは無条件で拝伏して聞いていた。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
10960 相国誇を深い胸に蔵め、敬を色に表して、人臣の最上たる諸侯がお前に拝伏します。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
勅使旗を巻いて逃ぐるがごとく帰路につき、やがて、首都|開封の※梁城へもどって、仁宗帝のおん前に拝伏した。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
信長は拝伏して、「野人信長、弓矢をとるの他、能もございません。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫