勘定書
かんじょうしょ
名詞
標準
bill
文例 · 用例
車屋のばあさんなどは「もうスッカリ御全快だそうで」と、ひとりできめてしまって、そっとふところから勘定書きを出して「どうもたいへんに、お早く御全快で」と言う。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
箱根ホテルでは勘定をもって来てくれと四、五度も頼んで待ち草臥れた頃にやっと持って来たのであったが、熱海ホテルの方ではまだお茶を飲んでいる最中に甲斐甲斐しい女給仕が横書きの勘定書をもって来て、「サービス三十銭頂戴します」と云った。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
そうしてその人が永い滞在の後に、なつかしい想いを残してその下宿を去る日になって、主婦の方から差出した勘定書を見ると、毀れた洗面鉢の代価がちゃんとついていたという話がある。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
右様の勘定書に対すれば、洗った面で、けろりとして、「おう、仕立ものの用はねえか。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
仲居さんが差し出したお勘定書を見た途端、あの人は失敗たと叫んで、白い歯の間からぺろりと舌をだした。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
会員券だからおあいそ(勘定書)も出されぬのを良いことに、チップも置かずに帰った。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
月末になると、近所の蕎麦屋、寿司屋、小料理屋などから、かなり高額の勘定書がとどけられた。
— 太宰治 『花火』 青空文庫
」で、奈落に落ちて一夜あける、と勘定は一度済ましたんですが、茶を一杯にも附足しの再勘定、その勘定書を、その勘定を催促しても、わざと待たして持って来ません。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
作例 · 標準
レストランを出る際、出口で勘定書を受け取り、支払いを済ませた。
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ホテルの勘定書には、ミニバーの利用料金も含まれていた。
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「お会計お願いします」と伝えると、店員が勘定書を持ってきた。
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