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こう

こう
副詞
1
標準
文例 · 用例
そうしてこういうことが、自己の天職からみてもかえってとうといのじゃないかなど考えながら、ますます乗り気になって農民に親しむことをつとめた。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
糟谷はこう考えながら、自分には子どもがふたりあるということを強く感じて、心持ちよく眠っている妻子をかえりみた。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
こう思って糟谷はまた妻や子の寝姿を見やった。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
いよいよ自分も非職となり、出世の道がたえたときまったら、妻はどうするか、かれの両親はどういう態度をするか、こういうときに夫婦の関係はどうなるものかしら。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
「おとうさん、おとうさん」「とんちゃん、とんちゃん」 糟谷はきょうにかぎって、それがうるさくてたまらないけれど、子煩悩な自分が、毎朝かならず出勤のまえに、こうして子どもを寵愛してきたのであるから、無心な子どもは例のごとく父にかわいがられようとするのを、どうもしかりとばすこともできない。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
いつもは、「糟谷さんこうしてください」とか、「これはこれしておきましょうかね」とか、うちとけてむぞうさにいうところも、みょうにあらたまって命令的に事務の話をするのである。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
糟谷はこう考えがきまると、よろめく足をふみこたえたように、からだのすわりがついた。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
こうすこしぽかぽか暖かくなってきますと、どうも家にばかりおられませんから」 老人は糟谷の浮かない顔などにはいっこう気もつかず、かってに自分のいいたいことをいっている。
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