内閣書記官長
ないかくしょきかんちょう
名詞
標準
Chief Cabinet Secretary (1879-1947)
文例 · 用例
孔子の推挙で子路は魯国の内閣書記官長とも言うべき季氏の宰となる。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
そこへ堪りかねて頼母木が飛びつけて、伯に行き違いのことを尋ねると、そこに折りよく内閣書記官長の江木翼も居合わせて、『総理大臣が、一人の候補者にのみ推薦演説をするというのは条理がたたないのは、政党人である君はつとに知っているはずだ』 と、頼母木に言ったから、頼母木は、『うう』 と、唸って一言もない。
— 佐藤垢石 『春宵因縁談』 青空文庫
そこで二人は無論相談するまでもなくやがて連れ立つて蕗子の宿へ歩きはじめたが、歩きはじめたと思ふと紅庵が重大な進言でもする内閣書記官長といつた勿体ぶつた顔付をして妙なことを言ひだした。
— 坂口安吾 『雨宮紅庵』 青空文庫
あの場合は、おそらく、内閣書記官長あたりが、司令部に出向いて一言謝辞を述べるといふ程度でありたい。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
さて、その髪も、内閣書記官長だの、司法大臣だの、翼賛会の産婆役だのという、ウルサイ役目を、次々と担任された現在ではどうなっていることやら。
— 国枝史郎 『今昔茶話』 青空文庫
ただこの場合、一つだけ幣原さんの諒解を得て、草案を書く場合に、唯一の相談相手として国務大臣内閣書記官長の故次田大三郎君、練達堪能の士として定評のある人だが、この人に万事を打ち明けて事を進める手順がとれた。
— 前田多門 『「人間宣言」のうちそと』 青空文庫
鉱毒調査会委員長の神鞭知常は、かの対外硬の運動以来純正の態度を称せられている人格者で、内閣書記官長高橋健三とともに現内閣中世塵に穢れざるものの双璧とされている。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
十月八日にまず内閣書記官長高橋健三が「この徒輩とともに革新の政治を期すことはできない」と、明かに薩人を罵倒した辞表をつきつけて野に下り、二十八日には法制局長官神鞭知常が辞職した。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代、内閣書記官長は政府の重要な調整役を担っていた。
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歴史書には、戦前の内閣書記官長の活動について詳しく記述されている。
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彼はかつて、若くして内閣書記官長に抜擢された人物だ。
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