幻辞.com

自分の分

じぶんのぶん
表現名詞
1
標準
one's share
文例 · 用例
西国にて知れる限りの山々を翁はみな自分の分身のように感じられた。
岡本かの子 富士 青空文庫
柿江は已むを得ず、「それじゃ貴様頼むぞ」 と言い残して、留守番の台所口に乱雑に脱ぎ捨ててある教師たちの履物の中から、自分の分を真暗らな中で手さぐりに捜しあてて、戸外に出た。
有島武郎 星座 青空文庫
加之自分の分としては財産も幾分別になツて、生活の安全も保證されてあるから、夫人に取ツては、何方が勝ツても敗けてもカラ平氣だ。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
古仏と云はれた人の真似も長命も、無論自分の分でないかも知れないけれども、羸弱なら羸弱なりに、現にわが眼前に開展する月日に対して、あらゆる意味に於ての感謝の意を致して、自己の天分の有り丈を尽さうと思ふのである。
夏目漱石 点頭録 青空文庫
それから、火鉢の火や茶道具を運んで来た小女中が、寝惚け眼で寝具を二つ並べて敷いて去ったあと、葛岡は、自分の分の布団をぐいと片側に寄せ、わたくしの分の布団との間に畳の空地を慥えました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
すると、呉れるとばかり思って眼をまじ/\と待受けていた片方は遂に辛抱し兼ね、一方が食い進んでちょうど食物が半分になった時分それからは自分の分だと手から食ものを横取って食べるのでした。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
勝頼は、自分の分国の諸将が動揺するのを見、憤激して、天正二年正月美濃に入って明智城を攻略し、同じく五年には遠江に来って、高天神城を開城せしめた。
菊池寛 長篠合戦 青空文庫
「兄さん今日は何をしますか」「うん仕方がない、繩でもなえ」「兄さんは何をしますか、繩をなうならいっしょに藁を湿しましょう」「うんおれは俵を編む、はま公にも繩をなわせろ」 省作は自分の分とはま公の分と、十|把ばかり藁を湿して朝飯前にそれを打つ。
伊藤左千夫 隣の嫁 青空文庫
作例 · 標準
食事代は自分の分だけ払った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ケーキはみんなで分けて、自分の分を食べた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
仕事は自分の分担をきちんとこなすことが重要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash