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鬱憤を晴らす

うっぷんをはらす
表現動詞-五段-サ行
1
標準
to vent one's frustration
文例 · 用例
はじめは大まじめで、この鬱憤を晴らすつもりで取りかかつたのだが、書いてゐるうちに、滑稽になつてしまつた。
太宰治 『玩具』あとがき 青空文庫
ふだんは目上の人の指図の許にのみ暮してゐる自分達にとつては、かういふことで充分に日頃の鬱憤を晴らすことが出来たのであります。
牧野信一 泣き笑ひ 青空文庫
養子に往くのは、戦争に出かけると同じやうに敵をそつくり生捕るか、さもなければ身一つで逃げ出すだけの気転が無くてはならぬが、それでも養子に往けぬとなると、先を折られたやうな気持がするかして、こんな輩は養子に往けない鬱憤を晴らす為に大抵浪人になつた。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
同じ家中にいた頃は、身分の相違で圧迫され、同じ剽盗になってからも、技倆の違いで威圧された、その鬱憤を晴らすのが、何んとも云えず楽しいらしい。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
「や、鬱憤を晴らすには不足のない相手だぞ!
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 後篇 青空文庫
怨敵の肉なり骨なり心肝なりを食して、鬱憤を晴らすといふのが、支那人古來の風習である。
桑原隲藏 支那人間に於ける食人肉の風習 青空文庫
どうして九年の間どんな目に遇つても我慢して一言も云はないでゐて、十年目にありつたけの鬱憤を晴らすことが出來るか、私にはどうしてもわからない。
ブロンテイ ジエィン・エア 青空文庫
おお昨日いうのを忘れましたが、子供の月謝をたびたび催促されて、もしこの上払わないと学校で……」「馬鹿言え、大きな大人を教育してさえ金が取れんのに、子供に少しばかり本を読ませて金が要るのか」 彼はもう理窟も何も放ったらかしで彼女を校長がわりにして鬱憤を晴らすつもりでいるらしいから手がつけられない。
魯迅 端午節 青空文庫
作例 · 標準
例句
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