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兼す

けんす
動詞-サ変-す
1
標準
to combine with
文例 · 用例
前々から云はうと思つてゐたんだがな……」 こんな山の天辺だといふのに第八は、何かに気兼する風に俺の耳に、悪臭を含んだ口を寄せた。
牧野信一 木枯の吹くころ 青空文庫
往來で轉んだ人が見られはしなかつたかと氣兼するやうに、N君の方へ見返ると、N君は笑つてゐる。
竹久夢二 砂がき 青空文庫
一日も早う死にたいと言うては泣いて居るわいの、さうすると又可哀相になつて来るしの、磯二なんか伝染ると言うて、決して一所に飯など食はん、お桐が納戸から出て来るとお膳を持つて広間へ出て行くもんやさかい、あれも何かにつけて気兼するし、それを思ふと可哀相でならぬわいの。
加能作次郎 厄年 青空文庫
二郎さんのところへ訪ねていったら、あたしの事を、あちらの御夫婦へ大層|気兼するので、気が痛んで来て、それから行かないようにしましたの。
長谷川時雨 一世お鯉 青空文庫
彼れ悪事ならずば、心を養ふ此れ亦、元日なりとて、二日なりとて、誰に遠慮気兼すべき。
石井研堂 元日の釣 青空文庫
『そんなに氣兼する事があるもんですか、どうぞごゆつくり』『ちつとも急いで行く事はありません。
土井八枝 隨筆 藪柑子 青空文庫
現在では各々が盃を持ち、気兼すること無しに飲酒を調節することが出来る。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
』 と、彫兼すら眼をみはって疑った。
吉川英治 魚紋 青空文庫
作例 · 標準
この施設は、図書館と公民館の機能を兼している。
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彼は会社の社長でありながら、技術開発の責任者も兼している。
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趣味と実益を兼して、週末は山菜採りに出かけている。
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