偽薬
ぎやく
名詞
標準
placebo
文例 · 用例
「どれ、皆なで偽薬の菓子をやらまいか」 と幸作は笑って、それを客にもすすめ、自分でも食った。
— 島崎藤村 『家(下巻)』 青空文庫
ムシュウス・スケボラは、ぼうぎやくな王を殺さなかつたのを悔いて、じぶんに刑罰を加へるために、手を火の中につッこんで焼きました。
— 鈴木三重吉 『青い顔かけの勇士』 青空文庫
ここからうつぎやくましでの林を分け、数町下ると、そこに明暦三年の爆裂孔で、熔岩トンネルを形作っている鳩穴がある。
— 菊池幽芳 『雲仙岳』 青空文庫
ぞうさんは、ねずみさんとは、ぎやくに、めがねをめにあてましたので、ねずみさんは、やまのやうにおほきく、りつぱにみえました。
— 村山籌子 『ゾウ ト ネズミ』 青空文庫
つまり、いわゆる日本兵の残ぎやく行為ね、あれなんかはだよ、わしの考えでは、どうも、子供の時分から手荒なことをするいたずらぐせが、大人の分別を失つた瞬間、ふつと頭をもちあげて来たもんだよ。
— 岸田國士 『火の扉』 青空文庫
精神的な残ぎやく行為だわ」「嗜ぎやく性というやつだね。
— 岸田國士 『火の扉』 青空文庫