破れ目
やぶれめ異読 やれめ
名詞
標準
rent
文例 · 用例
市三は、岩の破れ目から水滴が雨だれのようにしたゝっているところを全力で通りぬけた。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
ドクトル、ベエアマンはここで花崗岩の破れ目の出来方について講釈をして聞かせた。
— 寺田寅彦 『異郷』 青空文庫
するとその破れ目から、赤、白、黒、青の四羽の小鳥が、勢いよく現れました。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
さっと一汐、田越川へ上げて来ると、じゅうと水が染みて、その破れ目にぶつぶつ泡立って、やがて、満々と水を湛える。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
」 夏の月が、その夜は満月でしたが、その月光が雨戸の破れ目から細い銀線になって四、五本、蚊帳の中にさし込んで来て、夫の痩せたはだかの胸に当っていました。
— 太宰治 『おさん』 青空文庫
貧しい漁師は裏の網小屋の中にしまってあった鮭網を引き出して来て、破れ目を繕い、網綱を新らしくして、鮭の登るに好い潮時を覘っていると、やがてその潮時が来た。
— 田中貢太郎 『鮭の祟』 青空文庫
で、そっと起きて、行灯の灯の点いている奥の障子の傍へ往って、紙の破れ目から中を覗いてみた。
— 田中貢太郎 『白い花赤い茎』 青空文庫
熾烈な日光が更に其大玻璃器の破れ目に煌くかと想う白熱の電光が止まず閃いて、雷は鳴りに鳴って雨は降りに降った。
— 長塚節 『太十と其犬』 青空文庫
作例 · 標準
書類の端に小さな破れ目があったが、内容には問題なかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
古くなった布製品は、どうしても破れ目が生じやすい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
壁紙にできた破れ目を、ペンキでごまかそうとしたが、かえって目立ってしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite