酒鋪
しゅほ
名詞
標準
文例 · 用例
暗殺酒鋪 (巴里モンマルトルにて)閾を内へ跨ぐとき、墓窟の口を踏むやうな暗い怖えが身に迫る。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
「この酒鋪の名物は、四百年へた古家のきたないことと、剽軽なまた正直なあの老爺、それにお客は漫画家と若い詩人に限ること。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
すこぶる真面目な顔をしているが、早く当番を済まして、例の酒舗で一杯傾けて、一件にからかって遊びたいという人相である。
— 夏目漱石 『倫敦塔』 青空文庫
二 芸妓 有名なお鉄牡丹餅の店は、わたしの町内の角に存していたが、今は万屋という酒舗になっている。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
どの酒舗にも茶店にも早天から客が詰め掛けて居る。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
髪を長くした伊太利人の楽師がマンドリンとギタルを合奏するのを聴き乍ら、店頭の卓に凭つて麦|藁でレモン・カアツシユを呑気に吸ふ客があるかと思ふと、酒舗の奥の一隅では目を赤くして麦酒を傾け乍ら前夜から博奕を引続き闘はして居る一団がある。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
王立の酒舗と云ふのは如何にもミユンヘンに限つて有る世界唯一の名物であらう。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
しかしてホテル四十余戸、酒舗また四、五十軒を算す。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫