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年番

ねんばん
名詞
1
標準
文例 · 用例
それは羽田の鷲撃ちの年番に当ったことである。
岡本綺堂 青空文庫
和田弥太郎は年番にあたったが、古参であるからまだ出ない。
岡本綺堂 青空文庫
幸か不幸か、弥太郎は去年もおととしも年番ではなかったので、抜かぬ太刀の功名を誇っていられるが、ことしは年番で出張って、もし仕損じたというあかつきには、待ちかまえている人々が手を叩いて笑うであろう。
岡本綺堂 青空文庫
その正直者の親子のところへ、江戸屋敷のお島から手紙が来て、ことしの鷲撃ちは旦那さまのお年番で、しかもお身の一大事であるというようなことを内々で知らせてよこしたので、親子三人もおどろいた。
岡本綺堂 青空文庫
きょうは朔日でもあり、殊に今年は鷲撃ちの年番にあたって出張るのである。
岡本綺堂 青空文庫
このときは、並木本村、下幸村、鹿沼新田の三か所に、御造営中あらたに関所を設け、お先手衆ひと組ずつ年番で勤めたものです。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
若中に居た時から人望があつた者が、若い衆の胆煎をするので、其等の家が、年番に「宿」と称して、若い衆の集会所になつたものであつた。
折口信夫 三郷巷談 青空文庫
この日は本所では牛の御前の祭礼、神田日本橋の目貫の場所は神田|明神の祭礼でありました(その頃は山王と明神とは年番でありました。
大仏の末路のあわれなはなし 幕末維新懐古談 青空文庫