定まり
さだまり
名詞
標準
rule
文例 · 用例
ヴェスヴィオ行きの準備をして玄関へ出ると、昨日のポルチエーが側へ来て人の顔を見つめて顔をゆがめてそうして肩をすぼめて両手の掌をくるりと前に向けてお定まりの身振りをした。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
これがこういう場合にお定まりであるようにいろいろに誤解され訛伝されている。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
実にこの高原の続きこそは、東の海の側からと、西の方からとの風や湿気のお定まりのぶっつかり場所でしたから、雲や雨や雷や霧は、いつでももうすぐ起ってくるのでした。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
言はゞ我が良人をはづかしむるやうなれど、そも/\御暇を賜はりて家に歸りし時、聟と定まりしは職工にて工場がよひする人と聞きし時、勿躰なき比較なれど我れは殿の御地位を思ひ合せて、天女が羽衣を失ひたる心地もしたりき。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
宣長翁が『古事記』の仮名の用法の研究から見出したのは、こういう事実の或る一端だけであった訳で、これを或る特別の語に用いる万葉仮名の定まりと見たのでありますが、それだけではまだ本当の事実が明らかにならなかったのであります。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
言はゞ我が良人をはづかしむるやうなれど、そもそも御暇を賜はりて家に帰りし時、聟と定まりしは職工にて工場がよひする人と聞きし時、勿躰なき比らべなれど、我れは殿の御地位を思ひ合せて、天女が羽衣を失ひたる心地もしたりき。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
眼ざし定まりて口元かたく結びたるまゝ、畳の破れに足も取られず、心ざすは何物ぞ。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
然るに近代の多数の南画家の展覧会などに出した作品例えば御定まりの青緑山水のごときものを見ると、山の形、水の流れ、一草一木の細に至るまで実に一点の誤りもない規則ずくめに出来ている。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
作例 · 標準
この地域には、昔からの独自の定まりがある。
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組織の定まりに従い、行動してください。
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自然の定まりに逆らうことはできない。
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