尾白
おじろ
名詞
標準
文例 · 用例
鵲唐画鵲のつどへる見れば、黒き羽や、尾白鵲。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
樺太の山中にて尾白鷲眼を放つ梢には横雲の縹雲ほのあかりぬ。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
二「いかに和田でも、羽田の尾白は仕留められまい。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
「尾白の鷲のことは、わたくしも聞いております。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
「その尾白の奴めが……。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
」 尾白の鷲は上総の山から海を越えて来るともいい、あるいは甲州の方角から来るともいう。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
ことしの八月十五夜、組頭の屋敷で月見の宴を開いたときに、席上でかの尾白の鷲の噂が出て、おととし撃ち損じた岩下も、去年撃ち損じた深谷と矢崎も、いささか面目をうしなった形で、しきりに残念がっていると、その席に列なっていた和田弥太郎は、なんと思ったか声を立てて呵々と笑った。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
それは今もお松が言ったように――いかに和田でも、羽田の尾白は仕留められまい。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫